日本 社会 の しくみ 雇用 教育 福祉 の 歴史 社会 学。 『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』日本型雇用慣行は、なぜこれほどまでに変わらないのか

小熊英二『日本社会のしくみ』第4章の要約と解説【「日本型雇用」の起源】

・日本のしくみを変えるために、最も重要なことは「透明性の向上」 ・日本では「カイシャ」と「ムラ」が基本単位。 しかし、経営者や民衆は賛同を示さず(p. 〇第四章以後は、いよいよ「日本型雇用」の歴史に入り、第四章、第五章は明治から戦前、第六章は戦後、第七章は高度成長までを豊富な史料を提示して論じていく。 at 21:38 by dr-kanno at 23:53 by 矢口(金沢脳神経外科病院)です at 10:13 by starfield at 21:41. 日本の企業は新卒採用にあたり、出身大学を重視し続ける。 また、軍隊も三層構造の影響が強く、多くの男性がこの制度に組み込まれた経験をした。 理論的な洞察と関連する実際の業務を結びつけるようなアイデアやコンセプトは限定的である。 まあ、いろんなことはある。 〇第二章では、日本人の働き方(というよりは働かせ方、雇用)の特色を西洋と比較して検討する。

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『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』日本型雇用慣行は、なぜこれほどまでに変わらないのか

「日本社会のしくみ」は、現代では、大きな閉塞感を生んでいる。 ・中小企業団体と結びついた自民党政権が、小規模小売店を保護してきた。 雇用慣行に記述の重点が置かれているが、それそのものが検証の対象ではない。 これは面白い。 ただ、「官」と同じ待遇で採用されたのは、「上級職員」にあたる近代教育を受けた大卒エリートのみで、当時の大多数の労働者に適用されたものではもちろんなかった。 この第4章から続く第5章にかけて、「社員の平等」が確立する以前の、50年代における「学歴と人物で選別する三層構造」に至るまでの歴史が描かれる。 出自によらず帝大を出て高級官僚になれた日本は平等だったが、明治維新直後は帝大卒が少なすぎた、と。

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小熊英二著「日本社会のしくみ」雇用・教育・福祉の歴史社会学

なぜなら、今の雇用慣行は経営の裁量を抑えるルールとして、労働者側が歴史的に達成してきたものだからである。 それと「任官補職」の制度も組み合わさり、「学歴」が「身分」に直結するような現象が生まれた。 規格外のボリュームだが、小熊さんの著作の多くが重厚で、ハードカバーは持ち運びに苦労する。 西洋ではまず職務があって、それに即した人を雇う。 さらに日本において女性の社会進出が大きく遅れている理由も、「日本型雇用」の歴史のなかにあるという。

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cp.fate-go.jp: 日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書) eBook: 小熊英二: Kindleストア

フレーム対応のブラウザをご利用ください。 次いで一橋大学が3人、京大、横浜国大、慶応大、早稲田大が各1人とのこと。 女性や外国人に対する閉鎖性、「地方」や非正規雇用との格差などばかりではない。 特に最大の福祉である賃金を供給する。 日本の「しくみ」を規定しているのは雇用のあり方であるとして、明治以来の歴史をさかのぼり、また欧米との比較を通じ、われわれが当たり前として受け止めてしまっている制度や慣習を問い直している。 その感覚でいえば、「日本人」は満員電車で通勤し、保育園不足に悩んでいることになる。 中略 本書が検証しているのは、雇用、教育、社会保障、政治、アイデンティティ、ライフスタイルまでを規定している「社会のしくみ」である。

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日本社会のしくみ / 雇用・教育・福祉の歴史社会学

その原因のひとつが「労働環境の硬直化・悪化」だ。 「学歴」が「身分」に転換した 日本の特徴は、 「社員・準社員・職工」という三層構造が、職務に対応したものではなく「学歴」に強く対応したものだったことだが、 日本社会において「学歴」は、すんなりと「身分」に直結する強固なものになった。 労働組合が担う可能性があった制度を企業がとり込むことで、労働者福祉の主導権を企業が握ることになった。 この問題を探究することは、日本経済がピークだった時代から約30年が過ぎたいま、あらためて重要なことだろう。 どなたかが書いた「三塁打」という表現に納得するものである。 わかりやすいエピソードとして、スーパーの非正規雇用で働く勤続10年のシングルマザーが、「なぜ昨日入ってきた高校生の女の子と同じ時給なのか?」と相談してきた例があげられている。 企業メンバーシップ重視で大企業に合わせた制度になっていること、その流れを変えるには もし必要なら 、制度の透明性や公開性を高めて、皆の賛同を得ることが大事、ということはわかったが、ハードルが高すぎて、変えるには相当時間がかかりそう。

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日本社会のしくみ / 雇用・教育・福祉の歴史社会学

つまり、 「どれだけの経済的利益を生んだかで給与が決まる」という通常の民間の発想ではなく、「身分(学歴と勤続年数)で給与が決まる」という官庁の発想が、民間に適用されることになった。 目標を立てて命令する仕事(上級職員)• 世界に利便性や美しさや富を提供することで、自らもそれを享受できる、というシンプルなことを、いかに効率的に分担できるか。 そして、日本という国の実態と、それがどのように生まれたのかを、歴史や統計から紐解いていく。 (もっとかかると思っていた。 だから、同じ職種で別の会社に移ることなどがわりと簡単にできるのか。

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小熊英二著「日本社会のしくみ」雇用・教育・福祉の歴史社会学

教師にとって高学歴化の意味を問わずに、高学歴化だけを指標にする評価はどんなものでしょうか。 中途半端で答えにもなっていませんが、保護者も子ども本人も 高学校歴を目指すのであれば、それを目指して頑張ればいいでしょう。 したがって手軽な新書の体裁はありがたい。 本書では、そうした人々を「残余型」と呼ぶ。 未だに経済は年々成長して暮らしは良くなっていくもの、大学生は勉強もせずに遊んでいるもの、就職活動は適当にやっても仕事は向こうからやってくるものという意識がどこかに染みついている。

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